11月2日に新型クラウン(セダン)が発表されました。
本日よりご注文の受付を開始し、11月13日の発売を予定しています。

クラウンセダン

昨年、「これからの時代のクラウンらしさ」を追求した4つの新しいクラウンが発表されました。

新しいクラウンの開発は、セダンありきではなく、クラウンとは何かを徹底的に見つめ直したものでした。クラウンの「革新と挑戦」というDNAを引き継ぎつつ、お客様の多様な価値観やライフスタイルに寄り添うクルマとして誕生したのがセダンとSUVが融合した第1弾のクロスオーバーでした。

こうした原点に戻った開発を経たからこそ、元来のクラウンの「型」である今回のセダンが誕生しました。快適な乗り心地と上質な走りとともに、ショーファーニーズを満たすくつろぎの空間が創出されました。正統派セダンを再定義する新スタイルで、パーソナルにもビジネスにも応える「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦し、「セダン再発見」を感じさせるクルマになっています。

また、水素社会の実現に向け、フラッグシップであるクラウンに、今回新たに走行中にCO2を排出しない燃料電池車(FCEV)が用意されました。より多くのお客様の選択肢となるハイブリッド車(HEV)とともに、多様なニーズに応える選択肢を増やしながら、電動車の普及やカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

主なポイント

「ニューフォーマル」という新たな価値観に挑戦

  • 快適な乗り心地と上質な走りで、パーソナルにもビジネスにも
  • ショーファーニーズを満たす後席空間。ロングホイールベースとボディのワイド化により、後席のゆとりや優れた乗降性を実現
  • 広々とした室内空間や癒しを感じる間接照明など、大人の感性を満たすインテリア

カーボンニュートラルの実現に貢献

  • クラウン初となるFCEVを用意し、多様なニーズに応える選択肢を提供
  • HEVでは「2.5Lマルチステージハイブリッドシステム」を搭載。力強い動力性能と燃費性能の両立を実現

車両概要

1. ニューフォーマルを追求した美しいたたずまい

外装デザイン

「オーソドックスなセダンはつくりたくない」というデザイナーたちの思いのもと、ニューフォーマルセダンという新たな価値を創造。FRプラットフォームを生かした水平基調の伸びやかなプロポーションにより、かつてのセダンにはない伸びやかで美しいたたずまいを実現されました。
鋭さとワイド感を強調する「ハンマーヘッド」と、縦基調のパターンを施した大型台形グリルの「アンダープライオリティ」の組み合わせにより、トヨタのフラッグシップとしての存在感を強調したフロントフェイスに。リヤには、ワイド感を強調した横一文字のテールランプが採用されました。

内装デザイン

大型の杢目調パネルを採用し、インストルメントパネルから左右のドアに連続する配置やコンソールが浮き出て見えるようにすることで、アイランドアーキテクチャー*1を強調。落ち着きがありながら、広がりのある室内空間を創出。
おもてなしの心を込めた、日本ならではの光による演出が取り込まれました。インストルメントパネル左右や前席足元、リヤドアトリム左右には全64色に色替え対応可能なLED照明を配置。行燈のような柔らかい灯りによる間接光が室内に奥行きと心地よさが提供されました。

*1 ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置するデザイン

カラーデザイン

フォーマルユースからパーソナルユースまで、大人の感性に応える全6色を設定。ホワイト、シルバー、ブラックはよりフォーマルな印象に。メタルやグレー、ブロンズはパーソナルユースの印象が与えられました。インテリアは2色で、上質なブラックと華やかな空気感を演出するミッドブラウンが用意されました。

2. ショーファーニーズに応える最高のおもてなし。後席のゆとりと快適な乗り心地

ショーファーニーズへの対応

ホイールベースを3mに設定し、ショーファーニーズに応えるべく、後席のゆとりを創出。足元のスペースも広くなり、足抜きしやすいスムーズな乗り降りが実現されました。
極上の移動空間をお届けする数々のおもてなし装備が設置されました。(リラクゼーション機能、日差しを遮る電動式サンシェードなど)
サスペンションセッティングの最適化や、AVSで減衰力を制御し、路面の凹凸を乗客に伝えない足回りに仕上げました。旋回時の揺れや、荒れた路面の揺れを小さく抑えます。

3. 多様なニーズとカーボンニュートラルに応えるパワートレーン(FCEV、HEV)

高性能FCEVシステム

多様なエネルギーから製造可能で地球環境やエネルギーセキュリティに貢献できる水素を燃料とするFCEVは走行中にCO2を一切排出しない電動車です。静粛性や環境配慮面でのショーファーカーとしての価値に加え、FCEVならではの加速性能で走りの楽しさが実現されました。
MIRAIと同じ高性能FCシステムを採用。3本の高圧水素タンクと燃料電池などを搭載し、1回あたり約3分の水素充填で約820km走行可能。アクセルを踏んだ瞬間からトルクが立ち上がり、スムーズに伸びるFCEVならではのパワーと、モーター駆動ならではの静粛性や乗り心地が実現されました。

2.5L マルチステージハイブリッドシステム

新開発の2.5L マルチステージハイブリッドシステムをトヨタとして初搭載。エンジンと二つのモーターに加え、有段ギアを組み合わせることで、あらゆる車速域からのアクセル操作に応える駆動力を実現。従来はエンジン最高出力を使用できる車速領域が約140km/hからでしたが、本システムでは約43km/hから使用可能になりました。
高速走行時はエンジン回転数を低く抑え、低燃費で静かな走りを可能に。排気量をダウンサイジングしながら、力強い動力性能と燃費性能が両立されています。

外部給電/非常時給電システム

外部給電器の接続により、大出力の電力を住宅や電気製品に供給できます。(FCEVのみ)
FCEV、HEVともに、車内の2ヵ所のアクセサリーコンセント(AC100V 1,500W)で電気製品を利用することができます。走行中だけでなく、非常時給電システムとして、車両が停止した状態でも給電できます。

 

「新型クラウン(セダン)」について詳しくはこちら

TOYOTA「新型クラウン」車両情報はこちら